出来る唯一の延命処置。長編小説があれば短編小説もある。ポケッ トの公演は季節が巡る長編を書いてきた。ならば逆だ。少ない人数 で織りなす、短い時間の物語。オンタイムでドラマが進んでいくよ うな芝居。物語より役者の呼吸自体を観ていくような芝居。それが 『由希』だった。僕はここでまた違う景色に出会わせてもらった。 本当に感謝している。この番外公演が僕のもう一つのルーツともな った。 いやぁ、今回は何だか書きなぐってしまったなぁ。 次回は『由希』。きっと笑えるよ。
第十二話「年二回公演をやるっちゅうことはね」蓬莱竜太










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